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2008.11.07

たらいまわし、妊婦死亡から

東京都で先日
たらいまわしで妊婦死亡というニュースがあったようです。
田舎ではなく東京の出来事でした。

出産に関しては、アテクシ4度も経験してますが
産婦人科のあり方ってどうなの?と常々思ってました。
一度は死に掛けましたし(ノ∀`)

うちの近所で人気の産院は、常駐医師一人でした。
10年くらい前までは二人いたようですが…

低置胎盤といわれていたアテクシ
陣痛が始まってから病院に連絡して、夜中から泊り込みました。
ところがなかなか陣痛は進まない。
入院して2時間過ぎくらいのことでした。
大量に出てきたような感触があって
看護師(あそこだと助産師さんのはずなんだけど)さんに
「何か出てきたんですが…」と訴えたら
「おしるしでしょう」って状態も確認せずにそのまま放置されましたorz
朝になって他の産婦さんが来て、分娩室を追い出されましたが
医師の診察はありませんでした。
経産婦なのに出産が進まないからと
院内を歩くように促され、階段の上り下りをしたりしてました。
陣痛の間隔は10分間隔くらいだったのに…
出血は多いし不安に思っていたところで
助産師さんの内診があって…
「あれ?なんかあたるよね」
「おかしいよね」
なんて、枕元で言われて
それなのに医師の診察はそこからさらに1時間半後でした。
その時には私は陣痛のピークも近く
痛みに耐える時間をただすごしていました。
医師の診察で、これはまずいと判断され
国立病院での出産が決まりました(提携病院だったので)。
救急車が到着するまで、診察から1時間かかり
国立病院到着から出産(帝王切開)までは30分ほど、手術終了は1時間半ほどでした。
全前置胎盤で、自然分娩は不可能だったようです。
国立病院についてからの出血は1600ccを超え
貧血のために退院が2日ほど延びました。

もっと早く、医師の診察があれば、と思います。
元々の診断もあったし、一度は切迫早産で入院した経緯もありました。
ハイリスク出産であったのは、今思えば間違いないでしょう。
なのに、陣痛が来てからのその病院の対応は???でしたが
医師一人で外来患者を見つつ、出産間近の産婦も診るのは
実際不可能に近いと思いました。
その病院は、すごく混んでいます。
出産も予約制です。
でも自然にこだわる人が増えている現状で
予約に何の意味があるのだろう?とちょっと不思議に思います。

周産期センター、「母体救急は難しい」

すごく違和感を感じました。
現場では実際に医師が不足しています。
それは私の、8年も前の経験ですが
今では産婦人科で出産の予約をするには
妊娠発覚すぐに予約しないとムリといわれています。
予約が取れなければどこに行けばいいのでしょう?

また、助産院の存在もありますが
実際にハイリスクな分娩だった場合、母子の安全が確保できるか
たらいまわしのニュースを見れば不安が残ります。
8年前よりさらにシビアな環境になっているのは
産婦人科医の提訴が頻繁に行われる現状もあるからかと思います。

リンク先の記事では、産婦人科医の総数は減っていないとのこと。
でも現場の感触は全然違います。
お産は病院にとっては採算の取りにくい部門だと思うんですよ。
小児科と同じく。
そのくせ、他の診療科と違い時間に制限を設けるのも難しい。
陣痛は昼でも夜でも朝でも関係ありません。
現在は管理出産は嫌われていますから(弊害が多いのもありますよ、もちろん)
産婦人科医の疲弊度は、かなり高いのではないかと思います。
だからこそ、早期予約、豪華な出産を謳う高額な病院が出てくるのですよ…

確かに、母体を救うための施設が整っている病院は
非常に限られたところしかないでしょう。
記事でも、敷居が高い、ムリ、的なことが書かれています。
産児を救うのが第一義の周産期医療センターといった感じで
現在の所進んでいる気がします。
両方救いたければ総合病院でなおかつ麻酔医や他診療科の医師が
常駐できるようなところじゃないとムリかもしれません。

今回のたらいまわしの件、いろいろ思うところはあります。
遺族の方も、こんな形では納得できないかもしれません。
でも、私が回された国立病院ですが…8年も前ですが…
一応母子医療センターと銘打った病院でしたが
入院患者の半分ほどは、出産前の方たちでした。
切迫流早産、ハイリスク出産の方で、病室は結構いっぱいでした。
私が運ばれた時には、他に部屋が空いていないと(ちょうど満潮の時で出産が多い時期だったらしいです)
個室に入院する羽目になりました。
なんというか…放置プレイされてたのであまりいい印象は元々ない病院ですが
大変そうだというのは実感としてありました。
総合病院ゆえ、そこで出産したいからと
リスクが特にあるわけでもないのに
通院する方も多くいたように思いました。
帝王切開だと別部屋が多いのですが
出産の人が多かったため、一般病室に移っていろいろ話を聞きましたが
「国立病院だから」
とその病院を選んだ人が大半でした。
複雑な心境でしたね…。
それが現状です。
数字じゃないんです。
だからといって、産婦人科医院は早期予約患者しか受け入れてくれません。

現場も、産婦も、どうすればいいのかわからないのが今何じゃないかと思います。
数字の問題とか、女性医師が働きやすい環境とか
そんなの関係ないんだと思います。

何もかもがズレている。
産婦側の認識も、やっぱりずれている…そう思います。

もちろん病院にも経営はあるだろうけれど
公共の施設に近いのだから、もう少し無理ができないかと。
病床減らしてる大病院は考えてほしい。
また産婦側も知識を身につけてほしい。
出産は病気じゃないけれど、リスクもあることを。
産婦の脳内出血は稀な事例だと思います。
実際、何の問題もなく出産した人の方が多数です。
稀な事例のために投資は難しいと、私は思うんですよ。
そこを大きな病院がカバーするべきだと。
でも実際はその大きな病院で何の問題もないのに
安心だから、大きい病院だからと受診し出産する人がいるから
なおさら大病院が割を食ってる気もします。
地域の個人病院ともっと連携を取れないものなんでしょうか?

すごく、難しい問題だと思います。
個人病院だって大病院だって、採算を考えちゃうだろうし。
受診する側だって安心したいですし。
でもなんとか、分担できればいいのに
と、思ってしまいます。
両者が上手に歩み寄れれば…むりかなぁ(´・ω・`)
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